ICOを見分ける10のポイント(後編)
こんにちは!ICO暮らし。のえにぐまです。
前編をご覧いただいてありがとうございました!
早速後編に移っていきたいと思います。
ICOを見分ける10のポイント(後編)
6. トークンの発行量に上限があるか
ICOはトークンの発行量に上限を設定しているものがほとんどですが、
中には無制限というものもあります。
初期の頃のICOは、現在のICOに比べて、この上限のあり・なしの違いに大した意味はありませんでした。
しかしこれだけICOに注目が集まる中、トークン発行量が無制限だと注意が必要です。
無制限に資金が集まり、より多くのトークンが流通するようになると、
ほとんどの場合、需要が供給に追いつかなくなるので、
あなたの持っているトークンの価値は下がります。(需要より供給の方が多くなるため)
以上の理由から僕は、トークンの発行量に上限があるものを選んで投資しています。
また、ICO参加時に発行量だけでなく、いろいろと制限があるものを好みます。
制限されればされるほど、興奮します。
なぜなら、ICO参加へのハードルが上がるほど、取引所に上場された時に
買いたくても買えなかった人が買いにくる為、値段が上がりやすいからです。
好例として、「0x」というICOがありましたが、終了後3日後に12倍になりました。
要因としては、プロジェクト自体に魅力があったことはもちろんですが、
参加者一人あたりの投資金額に21万円という上限が設定されていたことが大きいです。
このプロジェクトに魅力を感じていて、「もっと投資したいのに・・・。」
という大口の投資家が買い増しをするためには、
取引所で購入するしかないので、そういった人たちが取引所上場と同時に買いに走ります。
結果として、12倍まで価格が上がりました。
7.トークンの配分 - いつ・どうやって?
トークンの配分から、そのプロジェクトチームの欲深さを見てやりましょう。
集めた資金の分配方法は各ICOのウェブページや後述するホワイトペーパー等に記載があります。
僕は例えば、50%以上がチームへの配分だとそのICOは見送ります。
良いプロジェクトは、トークンの配分量の多くがプロジェクトの進捗に使われるようになっています。
なぜなら、プロジェクトの各段階において、ある程度のまとまった資金は必ず必要だからです。
また、いつトークンがもらえるかも見ておくのが重要です。
最近では、ICOが終了してすぐにトークンが配分されるようなICOが増えてきましたが、中にはトークンを分配する前に、ベータ版を作る必要があるプロジェクトもあります。
これまで成功してきた暗号通貨の中にも後者のように、すぐトークンの配分がなかったものがあります。
イーサリアムは、ICOが終了して1年後にトークンの配分がありましたが、その間に500%値上がりしました。Augurも1年ちょっとの期間で1500%、Decentは8ヶ月で350%値上がりしています。
こういった開発期間があるからこそ、むしろ投資家間の認知度、期待感というものを大きくしていくこともあります。
8.ホワイトペーパーの評価
ホワイトペーパーはそのプロジェクトのいわば、事業計画書です。
これ、なんせ海外の論文かってくらい長文の英語(日本語を出しているICOもある)なので、
たいていの人が読まないんです。
でもめちゃくちゃ大事です!
なぜ大事かというと、ここで入手した情報がICOに参加した後の行動のコンパスになるからです。
例えば、ICOに参加して手に入れたトークンが取引所に上場されました。
あなたは売り時を見極めなければなりません。
「まだ、上がるのか?」「もう売るべきか?」
ホワイトペーパーを読んでいないと、わかりません。
ホワイトペーパーを読んでいたら、
「まだあの目玉のプロダクトがローンチされてないから、それまで待つか」
「あのイベントがピークになるだろうな。発表されたら売るか」
など自分である程度、目処がわかるようになります。
なので、Google翻訳など、現代の翻訳テクノロジーを駆使してでも
せめて概要だけは把握しておくのが重要です。
そして読み終わったら自分に聞いてみます。
「このプロジェクトは世界にどんな価値をもたらすのか?」
これに答えることができれば、あなたはそのプロジェクトを理解しているといえます。
9.ICOの評価サイト
便利なもので、ICOに評価をつけてくれているサイトがあります。
英語のサイトですが、見るポイントだけ押さえれば大丈夫です!
オススメのサイトを2つご紹介します。
ICO TRACKERは参考程度に利用します。
詐欺(scam)の可能性があるものに関しては、トークン名のすぐ下に
「SCAM ALERT!」
と表示されていますので参加は諦めましょう。
僕も重宝しているこのサイト。
他のサイトに比べて評価基準が細やかで、かつ見やすい!
上のような画面になるわけですが、大きく分けて4項目で評価が示されています。
HYPE-SCORE
これは投資を考えている人からどれくらい関心が寄せられているかの評価です。
高いほど、より多くの人が投資しようと考えていて、潜在的な需要があるわけです。
評価基準としては、ウェブサイトの訪問人数、メディアで取り上げられている数、SNSコミュニティの人数等となっているそうです。
RISK-SCORE
これは、詐欺のリスクを示す評価です。
低いほど、プロダクトやチーム、プロジェクト等に関する情報が少なく、詐欺である可能性が高くなります。
評価基準は、チームメンバー、ホワイトペーパー、法関連や、パートナー等です。
INVESTMENT POTENTIAL
これは、より長期的な投資を検討する際に使用する評価です。
高いほど、そのプロジェクトにポテンシャルが秘められていることを示します。
評価基準は、ビジネスモデルの実行可能性、競争優位性、市場の動き等です。
10. パッション
最後に「なんじゃこれ?」と思われたかもしれませんが、
僕はこれが一番重要だと思ってます。
「パッション」=「情熱」ですが、
シンプルに、興味のないものはそんなに頑張って調べない。
ICOは、軽い気持ちで参加すれば、簡単に損こく世界です。
逆に「これ面白そう!」と、情熱を持って参加するICOは興味があるので入念に調べます。
入念に調べるので、詐欺に逢う可能性も減りますし、なんせ売り時がわかる。
皆さんも自分がパッションを持って参加できるICOを見つけてくださいね!
以上です!
読んでいただいてありがとうございました!